
◇作品の内容◇ 「BOOK」データベースより
何十年かに一人生まれる、小さな角の生えた子。
頭の角は、生贄であることの、まがうことなき「しるし」。
十三歳のある日、角は一夜にして伸び、水牛のように姿を現す。
それこそが「生贄の刻」。
なぜ霧の城は、角の生えた子を求めるのか。構想三年。
同名コンピュータゲームに触発されて、宮部みゆきがすべての情熱を注ぎ込んだ、渾身のエンタテインメント。
◇作品のレビュー◇ by ゆうすけ
ソニーから発売されているプレイステーション用ソフトICOを小説化したものです。
実は僕がはじめに手に取った宮部みゆきさんの作品でもあります。
ゲームICOの大ファンだった僕は、ICOが小説化されると聞き、この『ICO』を待ちに待って購入しました。
ゲームでは、イコの生い立ちや生贄になるまでの話は語られないのですが、小説作品の中ではそのことが明瞭に書かれていて、ゲームとはまた違ったICOの世界に引きずり込まれていきました。
ゲームの中で、置物として騎士の石造が立てられているのだが、お話としては、宮部みゆきさんの小説の中では、この石造の騎士が重要な登場人物になっていたりして、このゲームの内容から、ここまでのお話を作り上げることができる宮部みゆきさんの想像力、創造力に感動。
宮部みゆきさんのファンになった僕は、その後『
我らが隣人の犯罪』を読み大ファンになり、『
火車』『
理由』を読んで宮部みゆきさんの虜になったのでした。