
◇作品の内容◇ 「BOOK」データベースより
今多コンツェルンの広報室に勤める杉村三郎は、義父でありコンツェルンの会長でもある今多義親からある依頼を受けた。
それは、会長の専属運転手だった梶田信夫の娘たちが、父についての本を書きたいらしいから、相談にのってほしいというものだった。
梶田は、石川町のマンション前で自転車に撥ねられ、頭を強く打って亡くなった。犯人はまだ捕まっていない。
依頼を受けて、梶田の過去を辿りはじめた杉村が知った事実とは…。
◇作品のレビュー◇
宮部みゆきさんの三大ミステリーのひとつに数えられることもある作品です。その三つというのが、『火車』『理由』『誰か』なんですが、どう考えても、『誰か』は前作二つに劣っているように思います。
ただ、『火車』『理由』が優れすぎているせいもありますが。
この作品は自転車ひき逃げ犯を追いかける物語ですが、被害者の娘が間に絡んできて、どちらかと言うとそちらの話の方がメインのような気もします。
また、結末がハッピーエンドではない。
しかも、どろどろしているので、宮部みゆきさん独特の読んだ後に爽快感が残るという部分が欠如しているため、読んだ後に、ちょっとした不快感が残る作品でした。
しかし、『誰か』の続編?として『名もなき毒』が刊行されました。
この『名もなき毒』が、最高のできだったため、そんな『誰か』の欠点もみごとに吹き飛ばしてしまっているように思います。
『名もなき毒』の前にちょっと読んでみようかなという次第では『誰か』を読むのもいいと思います。
ちなみに、『誰か』を読んでいなくても『名もなき毒』を読むことに支障はありませんよ。




「誰か」今日読み終わりました。
記事中の表記がところどころ「誰が」になっています。
いきなり失礼いたしました。
ゆうすけさん、読みましたらこのコメントは削除して下さいね。
確かに間違っていました。
早速修正しました。
今後ともよろしくお願いいたします。
ずっと以前におじゃまして以来、ごぶさたしていました。すみません。
『誰か』は地味な作品でしたねー(笑)
事件性という意味では盛り上がりも少なく、興奮もあまりないですが、やはりこういう作品を書けるのは宮部さんだけだな、という気もします。
この本は、時期を(あるいは年齢を)経て再読するといいみたいですよー。単行本で初めて読んだときには「つまんない・・・」と思ったけれど、文庫になって再読したらけっこう楽しめました。
トラックバックさせていただきました。
こんにちは(^^)
年齢を経て再読すると、また違った味わいがあるのですか。
そうそう、最近、文庫で発売されていますよねぇ。
たしかに、地味だったのですが、
それを聞くと、もう一度読んでみようという気が起こってきますね(^^)